リスク検査Noahとは
注射なし!痛みなし!面倒なし!自宅で簡単!採尿してポストに投函するだけ!
- ①会員マイページまたはお電話でリスク検査をお申込み後日検査セットが届きます。
- ②ALA(健康食品)を飲んで就寝。翌朝採尿、問診票と同意書に記入。
- ③検体をポストに投函!後日マイページに検査結果が届きます。
リスク検査Noahのしくみ
健康な細胞は取り込んだ栄養素を利用して自らエネルギーをつくり活動しています。しかし、機能不全を起こした細胞や、がん細胞などの代謝機能が低下した細胞では、生命活動に利用できない代謝物質が蓄積します。Noahではこの原理をリスク検査に応用しています。
ミトコンドリアは細胞内でエネルギーをつくる器官です。老化細胞や炎症・がん組織の細胞ではミトコンドリアの機能が低下し、代謝機能の変化や、酸化ストレスによる不要な代謝物質が増加します。これらの一部は尿中に排出されるため、体内環境の状態を確認する指標となります。
- ①2つの指標から統計的に解析
リスク指標①細胞代謝マーカー(ポルフィリン)の指標を測定
リスク指標②細胞酸化マーカー(8-OHdG)の指標を測定 - ②ALA (5-aminolevulinic acid)
ALAは5-アミノレブリン酸の略称で、動植物の細胞で作られる、自然界に存在する天然のアミノ酸で す。バナナやほうれん草、黒酢、納豆、ワインなどの発酵食品に比較的多く含まれています。ミトコンド リアのエネルギー産生に欠かせないため、生命の根源物質といわれています。ALA は私たちの生命活動 に必要なヘムという物質の原料になりますが、がん細胞のようにミトコンドリアの機能が低下した細胞 では、中間代謝物であるポルフィリンという物質が増えていきます。
- ③ALAの代謝物質ポルフィリン
鉄や酸素など、ミトコンドリアにおけるエネル ギー産生に必要な物質のバランスが崩れた細胞 では、ALAからヘムへの合成がうまくできなく なります。がん細胞などの機能変化を起こした細胞ではこの原理により、ポルフィリンなどの代謝物質が増加します。
ポルフィリンは青色光を照射すると赤く発色する性質があるため、ポルフィリンが蓄積したがん組織を肉 眼で確認することができます。この原理は医療用途にも応用されています※。組織で増加したポルフィリ ンは尿中にも排出されるようになります。 - TOPICS
2020年米国癌治療学会議(ASC02020) において報告された帝京大学医学部附属病院による医師主導研究(帝倫 17-138号)では、肺がん 患者群の尿中ポルフィリン代謝物が健常ボランティア群に比べ有意に上昇していること、PET-CT検査陰性であった肺がん患者群においても、尿中ポルフィリン代謝物量の有意な上昇が確認されたことなどから、非侵襲性かつ簡便なリスク予測指標としての可能性が示されています。
※当社が実施しているリスク検査Noahは医療・診断用途の検査でないため、がんの有無を確認することはできません。
検査の手順と検査結果
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自宅で簡単5ステップ
リスク検査Noahは、ご自宅で採尿し、検体をポストに投函するだけの簡単な検査です。
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検査結果はわかりやすい3段階評価
測定結果は、リスク指標①とリスク指標②の2つの指標にそれぞれA~C評価をし、さらに2つのリスクによる総合評 価としてリスク段階を示しています。
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総合評価における相対リスク値
日本人の平均罹患率は0.8%※1と言われています。相対リスク値は平均罹患率を1とした場合のリスク相対値を表しています。
※1:2016年人口統計から試算
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あなたの位置を図解した、視覚的で見やすい検査結果報告書
あなたの現在地を図解することで、リスク検査における位置が直感的に確認できます。年に一度のリスク検査の経過を、生活習慣の改善等にお役立ていただけます。
解析結果イメージ図
解析結果イメージ図はがんリスク評価①と②、それぞれの指標の分析結 果を横軸、縦軸に配置し、現在のあなたの位置を表示します。図中の● が左下に行くほどリスク値が低く、右上に行くほど高くなります。パーセンタイル
この報告書のパーセンタイルは、当社の会員様がこれまで検査をお受け になった累積総解析数の中で、現在のあなたがどのあたりにいるかを表 示するものです。
小倉俊一郎 准教授(東京工業大学)からのコメント
私たちがかかる病気の多くは、このミトコンドリアの機能低下によるものといわれています。ミトコンドリアの 機能低下 は、生活習慣が原因とされるがんの発症にも関係していると考えられ、近年、医療の領域においても この ALA は注目されています。海外ではがん治療に利用されている国もあります。日本でも脳腫瘍の手術中に がんの部位を確認するなど、臨床応用の機会が増えています。Noahで実施しているリスク検査は、ミトコン ドリアの機能変化に着目した画期的なサービスとなることでしょう。
東京工業大学
小倉俊一郎 准教授
http://www.ogura.bio.titech.ac.jp/